東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻 地域看護学・公衆衛生看護学分野

東京大学医学部 地域看護学教室

Graduate School of Medicine, The University of Tokyo

Department of Community Health Nursing/Public Health Nursing

「乳児の安全かつ健全な発達を促す就寝環境の解明」アンケート調査について

研究課題「乳児の安全かつ健全な発達を促す就寝環境の解明」へのご参加のお願い

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1. この研究の概要
【研究課題】
乳児の安全かつ健全な発達を促す就寝環境の解明(審査番号2024180NI)

【研究機関名及び本学の研究責任者氏名】
この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです。
主任研究機関 東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻 地域看護学・公衆衛生看護学教室
研究責任者  吉岡京子准教授
担当業務   研究計画立案、データ取得・解析、論文執筆

【共同研究機関】
研究機関  西川株式会社 日本睡眠科学研究所
研究代表者 野々村 琢人所長
担当業務  研究計画立案、データ解析
この研究に利用する情報は共同研究機関の範囲のみで利用されます。

【研究期間】
  承認日 ~ 2029年3月31日(アンケート回答期間とは異なります)

【研究目的・意義】
本研究は、乳児の安全を守り、かつ健全な発達を促す就寝環境を解明することを目指した調査です。そのために、現在の日本の乳児が、どのような寝具や衣服を使用して眠っているのか、また、保護者が乳児の就寝環境についてどのような認識をもち、行動しているのか等について明らかにしたいと考えています。
予期せぬ乳幼児突然死(Sudden Unexpected Infant Death; 以下SUID)は、乳幼児が突然、睡眠中に亡くなるものです。その原因はわかっていません。しかし、リスクとなる様々な要因に関する研究が行われており、予防のための取り組みが進められています。
本調査では、このSUIDの予防に加えて、発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)の発症を防ぐ就寝環境の確立を目指しています。発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)の多くは生まれてから何らかの影響により発症する、股関節脱臼などを含む疾患です。診断が遅れると歩行に障害が出るため早期発見や予防が重要です。ただ、発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)のリスク要因は解明されていない部分があります。本調査の結果によって、乳児の就寝環境と発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)との関係を探索し、子どもたちが健やかに成長できる就寝環境の確立につなげたいと考えています。

【研究方法】
 研究対象者は、1歳未満の乳児を育てている方で、日本語での読み書きが可能な方としています。
なお、研究計画書や研究の方法に関する資料を入手・閲覧して、研究内容を詳しくお知りになりたい場合は、末尾の連絡先にお問い合わせください。他の研究対象者の個人情報等の保護や研究の独創性確保に支障がない範囲でご提供させていただきます。

2.研究参加の撤回について
回答の途中で研究参加への同意を撤回したい場合は、回答を中断してください。また、回答の途中で負担に感じられた場合にも、回答を中断していただいて構いません。回答を中断した場合、それまで回答した内容は調査会社に送付されません。
回答終了後の同意撤回はできかねます。
なお、研究にご参加いただけない場合でも、将来にわたりあなたの不利益につながることはありません。

3.個人情報の保護
この研究に関わって取得される情報・データは、外部に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。取得した情報・データは、解析する前にあなたの個人情報とは一切結びつかないようにした上で、主任研究機関と共同研究機関のみ使用できるパスワードロックをかけたパソコン、鍵のかかるロッカーで厳重に保管します。

4.研究に関する情報の公開および研究により得られた結果等の取扱い
 研究の成果は、あなたの氏名等の個人情報が明らかにならないようにした上で、学会発表や学術雑誌等で公表します。国内外の学術雑誌での公開にあたっては、研究成果の第三者による検証や複数の研究の結果を統合して統計的に検討する際の原資料となることもあるために、解析・論文作成に用いた資料を学術雑誌社・学会(誌)へ提供・公開すること、また保管されることがあります。
個人的なお問い合わせをいただいた場合でも、個人情報を取得しない調査であるため、個別の研究結果についてはお伝えすることができません。下記のお問い合わせ先に連絡いただければ、全体の研究結果についてはお伝えいたします。

5.研究対象者にもたらされる利益及び不利益
 この研究が、あなたに直ちに有益な情報をもたらす可能性は高いとはいえません。しかし、この研究の成果は、子どもの成長に資する就寝環境に関する今後の研究の発展に寄与することが期待されます。したがって、今後の子どもの健やかな成長につながるものと考えられます。
 
6.研究終了後の試料・情報等の取扱い方針
 取得した情報・データは、研究期間中および保管期間中に、二次利用を行う可能性があります。また、学術雑誌や学会等へ投稿を行う可能性があります。研究期間終了5年後、取得した情報・データは削除することで廃棄します。研究対象者の同意なしに西川株式会社は研究目的以外のデータの二次利用を行いません。

7.あなたの費用負担
本調査への回答に必要な通信費はあなたの負担になります。

8.研究から生じる知的財産権の帰属
 本研究の結果として知的財産権等が発生する可能性はなく、研究によって得られる経済的利益はないものと考えられます。

9.その他
 この研究は、東京大学医学部倫理委員会の承認を受け、東京大学大学院医学系研究科・医学部長の許可を受けて実施するものです。
なお、本研究は、西川株式会社 日本睡眠科学研究所より研究資金の提供を受けて実施いたしますが、東京大学医学部利益相反アドバイザリー機関に報告し、利益相反マネジメントを適正に行っています。研究の実施や報告の際に、西川株式会社 日本睡眠科学研究所に都合のよい成績となるよう意図的に導いたりすることはありません。
この研究について、わからないことや聞きたいこと、何か心配なことがありましたら、お気軽に下記の連絡先までお問い合わせください。


 2024年8月1日
【連絡・お問合せ先】
研究責任者:吉岡京子 
連絡担当者:宮井雪乃
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻 地域看護学・公衆衛生看護学教室
Tel: 03-5841-3597(内線23597) Fax: 03-5802-2043
e-mail:chiiki-jim@m.u-tokyo.ac.jp
URL:https://chiikikango.m.u-tokyo.ac.jp/